稲庭城

稲庭城にいきました!




11月5日天気が良かったです。
代休をいただいて久しぶりに(SLTCツーから4日ぶりですけど)走りました。
善光寺さんのブログで拝見し、いつかは行こうと思っていた秋田県湯沢にある稲庭城です。

ルートは酒田から344号の山道を抜け真室川から金山にはいり国道13号というルートです。
酒田は雲ひとつない晴天で12℃くらいあったのですが、
344号の内陸は霧が掛かっていて なんと〜寒い事! 5℃くらいでした。
降水確率0%なのでカッパはもってこず。。。走っているとしっとりと濡れて熱が奪われ極度に寒い!
これはしっかり装備しないと走れない、引き返そうかと迷いましたが、


道の駅「おがち」付近では快晴になった〜!


到着したのは稲庭城♪

イチョウが紅葉していてきれいでしたよ。

上空は飛行機の通り道で、
飛行機雲が絶えず切れないで引かれていたのが印象的でした。


売店で稲庭城の見学料金とスロープカー込みの入場料420円を支払い
岡の上にある稲庭城に上って行きます。


体力の余っているかたは 歩いても行けます!



見学料込みのスロープカーなので、中高年ライダーはこっちに乗らないとね〜





急な坂を上って約4分くらいですか、
初めて来た稲庭城はかっこよかったですね。

屋根の青が壁に反射して なんとも凛とした稲庭城でした!



中は郷土の展示品がありまして、



館長さんが説明してくれた稲庭うどんの説明が最高に楽しかった♪
稲庭城の営業は、今年は11月8日までだそうです。
いい時にいらっしゃいましたね〜という館長さん、
張り切って稲庭うどんを説明してくれましたよ。


秋田県には数々の稲庭うどんのメーカーがあるそうで、
その中でも有名なのは、現在は佐藤養助の稲庭うどんですね!

昔は赤字続きのうどん屋だそうですが、今ではナンバーワンになったそうです。

稲庭うどんには歴史がありまして、
小麦粉と塩から造り寒風の中で乾燥させる製法は風土にあったものだそうです。
館長さん体験記によれば、昔は風邪の引いた時に精をつけるとき、きれっぱしを食べるだけで、体調の悪いときに食べるものというイメージでそれほど美味いものとは思わなかったそうです。
稲庭うどんとはそれほど貴重なものだったんですね。
ところが、体調のいい時にふと食べた本家のうどんは、お代わりするほど美味しかったそうです。このとき初めて美味いと思えたそうです。


参勤交代での殿様の献上品として名の知れたものになった稲庭うどん
こちらがその本家のうどんです!

殿様から、稲庭うどんと呼ぶものは、ここの店でしか作ってはならんという時代があったそうです。

ここの生まれの方が佐藤養助の家の方と親戚になり、造り方を養助の方に伝承され、
赤字続きの養助はだんだんと店が大きくなったとか。

いまでもこの本家の稲庭うどんはあるそうです。
看板はださず家で3人で作っているそうですよ。
知り合いを通して買うことが出来るそうで、今日は二つ残っているよとか大量にはないそうです。
幻の稲庭うどんらしいです。
養助の稲庭うどんが4300円くらいに対して、千円くらい安いそうです。
地元の稲庭うどん屋は、この本家のうどん屋には足を向けて寝れないそうですよ。



それとこちらは養助の長男が暖簾わけしてもらった稲庭うどんだそうです。
養助の長男であっても才能がないと養助の名をつぐ事は出来ない厳しい世界なんですね。


こんな楽しい話を聞けたのも、閉館が11月8日に迫っていたからかな。
天候も良かったし、、、のりのりで説明してくれた館長さんでした!

稲庭うどんがまたちがって感じられましたよ。






話が長くなりましたが、
稲庭城には金の茶室が仏壇が飾ってありました。
かなり高価なものらしいです。



それと おばあちゃんが〜

稲庭うどんが 美味いって 泣いてます!

というか、、、笑顔だそうです!

写真展もありました。



ここが4階の最上階です!





さすが お城!

高いところにあるんですなぁ〜





この稲庭城付近での戦でおおよそ300人が亡くなったそうです。

そんな時代があったんですなぁ。




このあとは小安峡に行きます。

長くなりましたので一旦しきります。 

つづく。