奥山林道2016

WR250Xにオフロードタイヤを履いたなら、いつかは走ってみたい道がある!


奥山林道です。


秋田県山形県の間にそびえる鳥海山の南麓から東麓にかけてを横切るロングダートで奥山林道、手代林道というそうです。


昔は道が崩れて通れないと聞いたことがあります。
本格オフローダーが走る道で、オンロードしか走らない私からすれば、
遥かかなたにある道という感じです。

昨年から橋が直り通れるようになったそうで、走りたいと思っていました。





善光寺さんの奥山林道の記事には揺さぶられましたねえ。
http://blogs.yahoo.co.jp/zenkoujimania/63768266.html


こちらのサイトにも詳しい情報が載ってます。
http://www.side21.com/rindo/206/131/




WR250Xはオフロード仕様になったし、これは行って確かめるしかない!
急に思い立ったのは6月5日の午後のことです。

近所のナベさんやヒロ君も誘おうかと思いましたが、
あいにく運動会だし、、、なにせ急なことで、
これは覚悟して一人で行くかと腹を決めました。

パンク修理剤もって、ガソリン予備1Lもって、ナビ付けて、





行くぜ 奥山林道。





玉すだれの滝の奥の道をつき進んで行くと待ち望んでいたダートになります!

このかすれた標識の前でパチリ♪

文字がかすれて初めはなんだか分からなかったが、
今更ながらよくみれば、、、奥山林道と書いてあるんですなぁ〜(笑)


ここが林道の入り口です!

一人で行くとなると結構覚悟がいります。
行けるところまで行って、ダメなら引き返そうという心構えで入りました。



林道にはいると思ってたよりも整備されてます。
入って直ぐのところですがしっかりとしたダートです。



これが 話しには聞いていた何とか発電所か〜



しばらくすると鳥海山が見えるし、
ザ 林道って感じが最高にいいです!


車がすれ違えるスペースがあります。
山の中ですが、人の手で整備されている道でとっても安心感があります。

獣道とは違いますね(^^)



この秋田に抜ける奥山林道はしっかりとナビにも刻まれています。
迷うことなく走れるダートです。ナビがあると安心感が違います。

すでに14:00です。おそい!
林道を走るなら早い時間帯の方が安全です。


砂防ダムっていうんですか、
気がつけば山中にはこうしたダムを良く見かけます。



林道の若葉が眩しくって、走ってて気持ちがいいっす!



渓流がすばらしい。。。




そして、ついに現れた あれですよ・・・




拡大するとイヌワシ




比較的近い場所で見られるのが すごい!
一瞬の事で追いきれないですが初めてのイヌワシ写真でした。

と、思ったらのちに調べると トビということが判明(;^ω^)


鳥を追っている方は、
車が一台買える高価なレンズを持っていますが、その気持ちは分かるなぁ〜
でも、自分は待つということがダメなので無理っす。







ところでこの奥山林道は、驚くことに交通量が多いです。
日曜日でちょうど山菜のシーズンも重なったこともありますが、
すれ違う車がおおかったですねえ。
マーク2のFRセダンも走っているほど、林道は整備されてました。

橋も新しいです。


だが、橋を渡ると ちょっとずつ路面が荒れはじめ




この施設から先は砂利が粗い!




しばらく走るとこうなります。


どうだい ワイルドなダートだろぅ。

それも坂道なんだぜえ。

重量車は止まると立ちごけするぜえ。

ほんとは写真なんか撮ってる場合じぁ ないんだぜえ。

(たちゴケしそうになり踏ん張りました・・・)



石がでかくて、状況のよいところを選んで走らないとならない、
それも坂道、
もちろんスタンディングで、膝を柔らかく、
常にリアにはトラクションをかけて、、、

これはハードだけれど面白い!


この険しいところはほんの数キロでしたが、内容の濃いダートですね。

険しいダートを楽々走れるWRはほんとに素晴らしい!

バイクで登山をして入るような感覚でしたよ。

バイクの楽しさを再発見しましたねえ(^^)




バイクを楽しんでいるとき対向車が来て
自分は路側帯に停車し、対向車は私の前で停止しました。

爺さんがなにやらあわてた口調で、
「4人で山菜取りに来たが一人が待ち合わせの時間に来なかった。これから山形県に降りて捜索願を出しに行く。もしも、女性がいたらそう伝えてください。」

え”〜 これって一大事!!!

楽しみにきたのがなんかすごい事になってしまった。

そのときの新聞の記事です。


翌日無事に、救助隊ヘリ月山に発見されたそうでよかったです。


でもそのときは、重大な任務を背負って奥山林道を走るライダーでした(笑)
発見したら後ろに乗せねばならない、
もしハンドルをとられてスッコろんだら新聞に載るな・・・

そう考えると、峠越えはいっそう安全に走りましたよ。




坂道のガレ場を抜けると、一枚の看板がありました。
こんな山道で 人の手がかかった工作物を見るとほっとします。

目先の収穫より命が第一です!
まさにおっしゃる通りです。

こんな山深いところで 看板をみつけると心にしみるものです。


いがいにも ここも人の手が入ってます。
崩れないように補強されているんですね。
こんな山道でもしっかり整備されていると言うのが驚きです。
この道の目的って何?
山菜採り、渓流釣り、山岳レジャーの道路なのか?
こんな山道でも維持しないとならないのか・・・
走っているとそんな事を考えてしまいます。



橋の欄干は低くて、ぼろぼろなところもあったり、
最低限通れる程度の整備という感じです。





ここが山形県秋田県の県境です。
運よく止まったところにありました。


山道にはジープが似合いますねえ。



普段走らないこんな道も、、、味があっていいっす。



残雪はここだけ、、、あとは全くなしでした。






それからまもなくして、
鳥海山登山道の百宅口という場所に抜けます。


広い駐車場があり、


その奥に登山道の入り口があります。



「カメラで撮りましょう」と書いてありましたので撮りました。


実は裏側を見ると〜


作った方は、狙っていたんでしょうね(笑)





百宅口を過ぎると道幅の広い走りやすいダートになります。
カーブも見通せて50kmくらいでも楽々走れる!

こりゃ〜 楽しい!



走り心地のよい林道を行くと てしろはしにでます。
川原になってて 景色が最高でした。 

険しい道を越えてきたのでなおさらそう感じるんでしょうね(^^)
 


この川原でコーヒーをいれたら旨いんだろうなぁ〜
コンロとコーヒーセットが必要だな。
そんな贅沢なひと時を味わって見たいものです。





てしろ橋を抜けると案内板が現れます。

記録としてアップで載せますが、地図が結構おおざっぱ。
ま、感覚的にこれでいいんでしょう!


法体の滝に寄っていこうと思っていたのですが、
法体の滝に行くとなるとあの過酷な道を通らねばと考えると・・・
結局行きそびれました。



ナビを見ながらとりあえず大通りに出よう!


おおおぅ 町が見えてきた。




山道を抜け初めて見た民家は、


鳥海アロハ〜♪ でした


ほっとさせてくれるな〜 秋田県って〜




「鳥海アロハレンタカー本社」はるばる峠道を越えて、
初めて見る建物がアロハレンタカーでしたから、、、面白い!


奥山林道を越えるとアロハだよ〜といっても
知らない方はさっぱり分からないと思いますが、
この過酷な山道を走ると分かるその面白さは ん〜マンダム♪



走った感たっぷりでした。



奥山林道抜けるのにたったの32km・・・
オンロードならあっという間の距離です。

山道を写真を撮りながら3時間もかかってしまった。
でも山道をスタンディングで32kmというのはかなり走り応えがあるんですよ。

今日は16:00も過ぎたので、舗装道路を通って帰ろう。
鳥海山をぐるっと回るので、それも近道が崩れて通れないので
矢島に一度抜けると片道80kmもあるよ・・・
家に戻ったのは18:30でした。

考えようによっては、奥山林道を戻ったほうが近いです(^^;)




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