刺激的なラーメン

酒田のラーメンが好きだ!
個人的には東軒のラーメンがナンバーワンである。
出前できるありがたい環境にあるからだ。
味は、あごダシ、鶏がら、たまご麺、
すっきりした中にも舌を転がるような特徴的なダシが最高だ!
各地に出張に行ったときラーメンを食べるが、いまだにこの味に似た物はない。

出張から戻り東軒のラーメンを食べると地元に帰ったなぁ〜とホッとする。
もしも地球に隕石が衝突し滅亡するとしたら、
最後の晩餐は東軒のラーメンを出前したい。
そのくらい愛して止まない味である。
しかし、たまには刺激的なラーメンも食べたくなる・・・



季節は秋から冬へ、ラーメンが美味しく感じられる頃となりました。
前置きが長いですが、今回は久しぶりのラーメン記事です。
血圧が安定しているので刺激的な3店舗で行きます。
ラーメン道なので「る。 だ。」言い切り口調で書きます。
きつく聞こえてしまいますが、かる〜く読み流していただければと思います。







風林火山


まずは、今年の4月にオープンした、

その名は風林火山!!!


酒田には花鳥風月という4文字熟語のラーメン店があるが、
この風林火山のネーミングも面白い!
地元には三日月、満月、昇月、自然に因んだ名前が多い。

風林火山の看板は、ぱっと見、お店の名前が小さくて分からない・・・
ニンニクいれますか? 一瞬、なに屋?餃子屋か、、、と思ってしまう。
酒田でニンニクの激しくきついラーメン店はない。
思えば、このお店くらいなものであろう。
(悪いように思うかもしれませんがほめ言葉です)


このお店には、オーダーの仕方がある。
好みに応じて、ニンニク、ショウガ、野菜を無料で増すことが可能である。


くうままは煮玉子をとピングした、ニンニク増しだ。
ニンニクを増すなんて、なんてチャレンジャーなんだ!
店を出た後は何処にも行けなくなる。


実は私、このお店には3回ほど来ている。


初めて食べた時は衝撃的であった。

庄内のラーメンは麺を掻き混ぜずに、ラーメンの美しさを眺めながら、
上から順に静かにいただくものと決まっている(個人的にです)。

風林火山のラーメンを個人的ルールに則って上から順に食べる。
上は冷たいモヤシで、角煮のようなチャーシューを食べながら邪魔なモヤシから食べる。
ようやく麺にたどり着く。デロンデロンの油スープの中から麺を引っ張り出し食べる。
スープは上は冷たいが下に行くとスープがものすごく熱い。
火が出そうなくらい熱い。
麺を食べながらスープもすするが、スープというより油。
下に行くにしたがって油は熱いし火が出そうだ。
でも、なんなんだ この美味さは・・・
脂っこいが癖になる。
なんか、血糖値が急上昇して立ちくらみしそうなこの感じ。
はっきり言って年寄りには健康に悪い。

でも箸が止まらない、、、熱い、脂っこい、ニンニク臭い、燃えそうだ、
といいながらも、なんてこったい、スープまでたいらげてしまった・・・

やばい、脂が胃の中でもたれて消化できない。
ゲップをすると胃から脂が出てくる。
今夜の夕食は食えそうもない。このラーメンで一日の食事は終わってしまった。

なんて〜極悪ラーメンなんだ! 音楽の世界で言えば極悪ヘビーロッカーだ!

寿命が縮む! 


酒田のラーメンは醤油ラーメンの薄味で3日もすると味の記憶が薄くなるが、
風林火山のラーメンは逆。日が経つにつれ味が恋しくなるのだ!



いってしまった・・・




そして、ようやく気がついた。

このラーメンには食べ方があったのだ。
最初はどんぶりの中に沈んでいる麺を引っ張り出してモヤシの上にのせること。
これを必殺天地返しというそうだ。
モヤシを熱いスープの中に沈め込み、モヤシに熱を入れるのだ。
そうすることによりモヤシに余分な油が染み込み、油の余熱でモヤシが美味くなる。
この天地返しを行うことによって、このラーメンの味がバランスするのだ。

ラーメンに食べ方があったなんて知らなかった(^^;)


正規の食べ方で、食べるとなんて美味いんだ!

このもっちりとした麺、スープの油でコーティングされてる〜



柔らかいチャーシュー


モヤシが油を吸って、スープの油っぽさは和らぎ、スープも楽しめるが、

次回も風林火山のラーメンを楽しみたければ、
スープは平らげないようした方が体に良い。





風林火山のラーメンは、酒田ラーメンとは全く正反対の味!!!

ラーメンは詳しくないが、これが二郎系ラーメンだとか。。。

衝撃的なラーメンでした。

この味になれてしまったら酒田のラーメンは色あせてしまうなぁ・・・

ラーメンウオーカーで2位だそうです。さすがの味です。

ただし、食べ方を間違えぬように。





ケンちゃんラーメン本店



昔、ケンちゃんラーメンは三角公園のところにあった。一度食べた事がある。
ゆたか町の住宅街が整備されてからこちらに移転したようだ。
何店舗かはわからないが各地に支店ができている。


店の造りには特徴がある。
昔あった三角公園のお店の時もそうであったが、
厨房と客席とは曇りガラスで仕切られている。


メニューは中華そばのみであるが味の濃さ油は調整できる。


一般的な酒田のラーメンに油が入ったものがケンちゃんラーメンである。


もこもこした平たい麺で、好き嫌いが分かれる。


自分はあまり食べる機会のないケンちゃんラーメンである。
久しぶりに食べたが特徴的な味だ。


このラーメンを食べた後は、なぜかうんちがスルスルとでた。

体に変化をもたらす一品だ。



青い竜がカッコいい♪


このラーメンを軸にして活きているケンちゃんファンが大勢いる。

各地に支店ができたのは凄い!







白糸の滝ドライブインの スーラー



白糸の滝ドライブインにあるレストランである。
ここにスーラータンメンというラーメンがある。

地方テレビで「スーラー」というものを知った。
これは一度食べてみたい!

スーラーとは、はっきりいえばすっぱいラーメンだ。



すっぱいラーメンなんて食べた事がない。

呼び名が、かっこいいじゃないか  スーラー♪



酢の味が強く、酢ラーメンなのだ!

酢が好きな方は美味いと思うのだろうが・・・

はっきりいえば、、、 ラーメンは好み!




十人いて このラーメンが美味いかは人それぞれ。

ラーメンの順位は問題ではない。そのラーメンを知って、実際に食べに行って、

作るものには気持ちが込められているもので、それも一緒に味わう。

バイクもまた同じ事。造り手と乗り手がいて、

馬力があっても速くとも、最高のバイクではない。

あなたの最高のバイクとは?

十人のバイク乗りに聞いても答えは出てこない。

ラーメンもそういうものである。

バイク乗りにラーメンが好きが多いのは、そんなところに理由があるからかもしれない。




カッコいい事を書き過ぎましたね。

美味しい物は美味しいで、バイクは楽しいでいいのです。


これにてラーメン記事は終了です。






最後にいつもバイクで通りかって気になっていた処に行きました。

最上川の白糸の滝ドライブイン脇にある最上川一夜観音です。



ただの地蔵様ですが、一夜ってついているとなんとなく哀愁を感じます。


いつからあったのか記憶にはないのですが、気がついたらここにありました。
看板を見ると、、、物語から生まれた地蔵さんだったんですね。



お”グッドタイミング!
看板を読んでいるくうママの後ろを陸羽西線ディーゼルカーが通り過ぎます。





地蔵さんの後ろには最上川と白糸の滝、終演の紅葉が広がっていました。
バイクの季節もそろそろ終盤だな〜。

乗れるチャンスが少なくなりますが、乗れたときは最高なんですよ。

今日はSLTCのバイクツーリングで乗れたので次回に(^^)v