メッツラーレーステックRR

タイヤをDUNLOPα14から

METZELER  RACETEC RR に交換しました!

 

 

 メッツラーのホームページより

2013年より、公道レースでの活動を積極的に製品開発に生かすプロジェクト「ROAD TO LEGEND」を立ち上げました。

その中で生まれ、実戦投入された「RACETEC RR」、2015年のマン島TTレースでは4クラスを制覇。その他にもSouthern 100やNorth West 200といった、ヨーロッパを代表する公道レースで輝かしい成績を残しています。

タイヤ形状、コンパウンド、グルーブデザインなどすべてを一新し、よりハイグリップで温まりが早く、扱いやすいタイヤになっています。

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履いていたα14の感想

いや~α14はいいタイヤだった。乗りやすくってサイドの柔らかいコンパウンドのグリップよかったよ~安心して乗れた。空気圧はツーリングでF2.5kPa、R2.7kPaくらいが好みだった。コーナーを走るときはF2.4kPa、R2.4kPaくらいがよかったなあ。F2.2kPaくらいに下げるとフロントの旋回性が増すのには驚き。空気圧でこうも楽しめるのかと実感しました。耐久性は、7600kmほど走りスリップサインまであと1㎜というところで交換しましたが、頑張れば8000km以上は乗れるくらいライフは長めです。個人的タイヤランキングではナンバー1です。

 

 今まではいた公道用タイヤの個人的ランキング

 1.ダンロップα14

  (サイドコンパウンドのグリップ最高!耐摩耗性も良好。柔らかめで乗りやすい新感覚のタイヤ)

 2.ピレリディアブロスーパーコルサ(グリップ感は最高だが柔らかい、スポンジーな感じ)

 3.ブリジストンRS10

   (フロントのどっしりとした安定感はピカイチ!乗り味は硬めガンガン攻められるタイヤ)

 4.ダンロップα13 (まあまあ、減ってくると極端にグリップが落ちる)

 5.ブリジストンS20 (ツーリング向きで耐久性よい。可もなく不可もなく)

 6.ブリジストンBT-016(ツーリング向き、タイヤが減ってくるとフロントに振動)

 番外:ダンロップアンビートン(タイヤが温まっていればナンバーワン)

 

※1~3はどれをとっても最高。個人的な好みの問題です。

 

こうして何本もタイヤを履いてきて、自分の中では一つの方程式ができました。

乗り方にもよりますが、私の場合のタイヤ交換距離は7000kmというのが一つの目安とになっていることに気が付きました。

 

 

 

 

 さて、いよいよ本題に(^O^)/ 今年2回目のタイヤ交換です。

今回は、履いたことのないメッツラーレーステックRRをはきました。

 

レーステックRRは公道用のハイグリップタイヤです。メッツラーレーステックにはレーシング用のコンパウンドがK1(ソフト)K2(ミディアム)と2種類あり、レーステックRRはK3というコンパウンドを使用しており、温度範囲が広い一般公道向けのタイヤです。

サイドに書いてある文字がおしゃれです。

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こちらはリヤタイヤです。

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前にはいてたα14の方が中央のとんがり感が強いのですが、レーステックは比較的なだらかなカーブです。

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フロントタイヤです。

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フロントにもワンポイントが入ってます。

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気になった点ですがこのタイヤはスリップサインが浅いのです。

こちらがリヤタイヤのスリップサインで、

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そしてフロントのスリップサインです。

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新品なのにスリップサインまでの深さが浅すぎだと思います。

逆に言えば減りにくいのでわざと浅いスリップサイン位置にしてあるのか・・・

減ったら危ないので早めに交換してほしいとか・・・

まだ走りこんでないので何とも言えません。

 

 

ホイールにはめる前にいつも手で触って感触を楽しむのです。

タイヤの重さとかゴムの厚さとか、柔らかさとか。変な趣味だね(^-^;

このレーステックはリヤが凄く潰れやすいのに驚き!上から押すとペコって潰れる。グリップはよさそうな感じだが、こんな柔らかくって大丈夫かと心配するくらい。

逆にフロントタイヤはチョー硬い。タイヤの上から体重をかけてもタイヤが潰れずしなりもしない。スチール?妙に硬い。こんなに硬くってズリッってなんないの?

 

触った感触としては、リヤタイヤの柔らかさとフロントタイヤの硬さのギャップが凄かった。

 

 

タイヤの慣らしです

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鳥海ブルーライン秋田県側の眺望は素晴らしいなー 

下りは海が見えるので最高~♪

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 調子こいて、にかほまで行きました。

 

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レーステックRRの感想を一言でいうと、

 

   「竹を割ったようなタイヤ」

 

竹を割ったような人とは言いますが、まさにそんな感じ。

ピレリのネットっとした感触とはまるで正反対、スパットした感触のタイヤです。

 

フロントタイヤやの感触が硬かったので、空気圧はフロントリヤともに2.2kPaで乗ってみました。フロントの感触は軽い軽い、、、今まではいたタイヤの中で一番軽くって向きを変えやすいタイヤです。コーナーでもヒラヒラト向きを変えやすいです。イン側にくい込む感じは全くなく、いたってニュートラルです。

フロントタイヤの硬性が抜群に良く高速域ではぶれることなくきれいに回るような感触です。硬くて潰れないタイヤという感じがしたのですが、ゴツゴツした感じはありません。もう少しフロントの空気圧を2.0kPaに下げるとしっくりきそうです。フロントタイヤの硬性感とヒラヒラ感が特徴的なタイヤです。

 

リヤタイヤの方は、はめる前のベコベコ感がありましたが、いざ走ってみると不思議なことに空気圧2.2kPaでも柔らかすぎる感じはありません。ちょうどよいくらいのしなやかさです。

 

レーステックは全体的に空気圧を下げ気味にしてしっくりするような感じです。

 

 

攻めの走りではないので、私的にはグリップに関しては十分です。

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ゴムの質感はサラリとしてて、α14のような触るとネットりするような感触はありません。今まではいたタイヤの中ではBSのS20に近い感触です。レーステックRRはツーリング的な感じがします。コンパウンドがK2,K1ならまた違うのでしょうね。

 

レーステックRRというタイヤを履いて感じたことは、マン島の町中でレースをするようなシーンで威力を発揮するように造ったタイヤだと思うのです。サーキットをグリップ感タップリにタイムを削るというようなタイヤではなく、マン島の町中をハイスピードで疾走するに適したタイヤだと思います。

想像するに、マン島をハイスピードで走っている時、何か飛び出し急にラインを変更することってあると思います。フロントタイヤがしっかりしてないとこうことはできませんよね。フロントタイヤのしっかりした硬性感、向きを変えやすい特性、リヤの柔らかくしなやかなグリップまさにマン島を走るにふさわしいタイヤだと思います。

マン島を走ったことないけど~ (^^;

 

他社とは指向性の全く違うタイヤだと思いました。

 

ん~ タイヤって奥が深い。

 

 

 

 

2019.8.24追記

タイヤ交換してから4750km走ると、、、こうなります。

 

フロントは溝が浅くスリップサインが出るのが早かった。

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リヤはあと1㎜でスリップサインが出るというところです。

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リヤタイヤは減ってくるとソフトコンパウンドの色の違いが明確になります。

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K3はフロントタイヤのヘリが早いです。

リヤはもう少し頑張れそうですが、そろそろ交換時期ですなあ。。。

 

 

4750km乗った感想としては、倒した時の設置感が薄く、エア圧を前後2.0下げると設置感が増すかと思えば、フロントは逃げ気味になるしリヤは腰砕けで踏ん張り感が足りなくなり、走りに合ったちょうどよい空気圧を探すのが難しかった。低い空気圧はこのタイヤには合わないと感じました。

峠道では、フロントは2.2、リヤは2.2くらいがちょうどよい感じでした。ツーリングではフロント2.5、リヤ2.7に上げたほうがしっくりきます。

 

感想としてはツーリング志向のタイヤで、もちはそれほど良くない。

春先の寒い季節だとタイヤの食いつきが悪く、

夏場になってようやくしっくりきたなあと思ったら減るのが早かった。

グリップを期待するならK1の方が良いのではないかと思いますが、

ヘリも早いそうでお財布との相談ですね。