テネレ700を購入して1年が経ちました。
1年乗った感想を本音で書きます。

なぜこのバイクを買ったかというと、

鳥海ブルーラインを越えた先にある、

ダートを散歩したいから!
WR250Xを所有していますが、それよりもパワーがあって楽に移動できるバイクが欲しいと思っていました。テネレが発売されたときはネットでみてワクワクしましたね。昨年ようやく2024年モデルを購入しました。

実際に乗るとデカい!
重量208kgと重い!
WR250Xと比べればはるかにデカくて重い。WRを大きくしたのがテネレという感じで乗ってます。テネレならパワーもあるし遠出が楽にできる、旅先でも横道に入っていける、自分にとっては理想のバイクです。
それでは先に、
テネレの気になる点を書きます。
一般ライダーを遠ざける足つき性
やはり気になるのは足つき性です。見たこともない乗ったこともないテネレを注文し、届いた時はノーマル車高で納車され、初めて跨った時はおののきました。サスも馴染んでいないので沈みこみは少なく足つき性は最悪。重量もあるのでぐらっときたら支えられん!もしも購入前に実車を見てノーマル車高に跨ったらきっと躊躇するでしょう。

ローダウン仕様をオーダーしたので、ローシートと車高を下げるローリンクが付いてきます。シート高を875mmから837mmへ38mm下げると167cmの自分でも何とか乗れる感じに仕上がります。それでもシート幅が広めで太ももの内側にシートの角にあたり両足のつま先しか届きませんが、お尻を少しずらせば片足はべったりつけます。足をおろす部分のシート幅をもう少し削ってくれれば足つき性はもっと良くなるんですけど。
クラッチケースの出っ張りに太ももがあたる違和感

乗っていて感じる違和感は、ふくらはぎがクラッチカバーの出っ張りにあたること。ステップが短いのでなおさらカバーにあたりやすい、もう少しステップが長ければ外側に足を置けると思います。(2025モデルはクラッチカバーの形状が改善されているとか)
高速での振動

高速道路を100㎞で走行しているときの微振動がひどい!ステップに乗せた足が振動で疲れる。ネットでは振動なんて情報は書かれていませんが、乗ってみないとわからないものです。オフローダーなら振動なんて関係ないのかもしれませんが、ロングツアラーからすればこの振動はきついです。そこで振動を吸収するパフォーマンスダンパーを付けてみたのですが、振動は気にならないほどに収まりました。
滑りにくいシートは硬めで長距離はちょっときつい

シートの表面はザラザラして滑りにくく良いこともある反面、お尻が滑りにくく足をつくときに困るときがあります。シートは硬めで長距離を走っているちょっと辛い、もう少しクッション性が欲しいところですが、オフロードではあまり重要視されないのかもしれません。
LOWダウンすると純正サイドスタンドでは長すぎる

テネレをローダウン仕様にすると純正スタンドではバイクが直立気味になります。純正サイドスタンドはアルミ製で軽量ですが、細目で体重をかけるとしなり気味になり折れそうで不安がありました。ローダウンで車高を下げると、サイドスタンド側の路面が高くなっているとサイドスタンが地面に引っかかり、さらに後ろにトップケースを付けるとなおさらリヤが沈むのでサイドスタンドが出せなくなります。そこでネットで見つけたNICECINCというメーカーの長さ調整式のサイドスタンドに交換し、標準より5cmほど短くしました。ワイズギヤでショートスタンドを販売してほしいです。
ギヤの入りにくいクイックシフター

アップのみ対応するクイックシフター(オプション)で、シフトアップした時瞬時にプラグの点火をカットしてギヤを入りやすくなるだけで、最新のバイクからすれば仕組みは古いです。シフトするにはコツがいりまして、アクセルを開けて加速状態でないとギヤがスムースに入りません。加速中に一瞬点火が切れてギヤに負荷が掛からなくなった時にギヤが切り替わるので、エンジン回転が一定状態ではショックが大きくシフトアップできません。信号待ちからの発進は、法定速度に達するまで加速しながらポンポンとシフトアップしなければならなず、一緒に走っている方からは飛ばすジジイだなって思われるのが難点です。
(2025年モデルからは改良されてアップダウンどちらもシフトできるようです)
ヘルメットホルダーの位置が下すぎる

ヘルメットホルダーはタンデムステップアングルの真ん中という珍しいところについてます。ここにヘルメットをかけるとヘルメットがチェーンのところに触れそうになるのです。もっと上の位置がいいのですが、構造上つける場所がないのでこの場所になったと思います。
次は良い点を綴りましょう。
テネレと一目でわかるフロントマスク

テネレのデザインって素晴らしい!このフロントマスクは紛れもなく一目でテネレってわかります。4灯のヘッドライトなんて見たことないですよ。
ライト下向きは上の2灯、上向きは全灯になります。


ライトのサイドは透明なカバーでおおわれています。ここに透け感を持ってくる発想が素晴らしい!


クリアのサイドカバーからスクリーンにかけてのデザインはよいですね。スクリーンの高さはちょうどよいです。ただ風防効果があるのは頭と体だけで、腕にはもろに風があたるのです。冬場は体は寒くないが両腕が寒いなんてことが良くあります。まあオフロード重視なので頭や体に泥が跳ねなければOKなんでしょう。

ゴージャスなハンドル

ハンドルにラメが入っており輝くのです。きらめくハンドルを見ながらライドするのは気分がよいものです。テーパーハンドルになっており根元の太い部分は28.6mmで、外側に行くにしたがって22mmになってます。これに気が付いたのは、ハンドルクランプを買ったときです。サイズが合わんと思ったらテーパーになっていることに気が付きました。
なぜか迷彩柄

カウルの内張がさりげなく迷彩柄なんです!最初見たときはホコリがかぶってると思いました。作り手の粋な演出ですね。
ABS切り替えスイッチ

ABSのON/OFFはモニター内の設定でもできるのですが、停車しているときこのボタンでON/OFFできます。リヤだけOFFにすることもできます。普通ロードモデルはABSをOFFにできないのですが、ABSをOFFにできるのはオフロードモデルならではですね。ですが、オンロードが9割以上の自分としてはあまりいじる機会がありません。
USB電源

USB電源は1つ付いています。ナビの電源を取ったり便利なのですが、USBを差すとゴムキャップがプラプラなびいて意外と目ざわりです。また雨が降ると水が入るのでゴムキャップをしないとなりません。雨が降っても使えるような工夫がほしいです。
一般的なハンドルスイッチで迷いなし


ハンドル周りのスイッチはいたってシンプルです。モニターの切り替えは右ハンドルの回して選択し、押し込んでEnterです。ただ気になるのが左のスイッチの向きが下すぎ。上向きに調整しようとしました、がネジを緩めても上に動かずでした。
2画面に切り替えられるモニター


モニターはカラー液晶で、2つの画面を切り替えることができます。ただし停車しているときのみ切り替えできます。好みの問題ですが、どちらの画面を使うことが多いかというと左側です。走っていて気になるのは燃料と時間と速度計程度で情報は十分です。ギヤ表示のNが出ていますが、ギヤを入れると横からスライドして数字が出てくる芸の細かさです。
右のモニターはエンジン回転が気になるときや、距離計と外気温等など2つの情報を知りたい場合(情報切り替え可能)に使用しています。
WRと比べれば進化したタンクキャップ


WRのタンクキャップはキーを回してから、さらにキャップを左に力いっぱいひねらないとキャップが外れません。ヤマハのオフロードはそんな造りが当たり前と思っていましたが、それから比べればテネレは簡単に開くのです。キーを差し込んで回しただけで軽く外れます。ただしヒンジ付きキャップではないので外したキャップは落ちないところへ置いておきましょう。(2025モデルからはヒンジ付きになったそうです)
ちなみにガソリンタンクはの外側には樹脂のカバーで覆われているので、他のカラーにに交換することができます。
エンジンの造形美

ヤマハのエンジンって魅せますねー。クラッチカバーの色を変えるにくい演出、エンジンもサビないような塗装がされてます。マフラーの色合いも凝っています。

すっきりしている純正マフラー

マフラーはブラックで大きさも比較的小さめ(GSX-Rから比べて)です。特にいい音がするとかそういうのは特に感じませんがノーマルでも十分です。転ばしてもへこまさそうな丈夫そうな感じです。社外マフラーに交換するとガクガクした感じが薄れるそうですが、転ばして傷がついたら考えます。
手をかけやすいフェンダー裏の凹凸

フェンダー裏に手をかけやすいように凹凸がつけられています。センタースタンドを起こすときここに手をかけるのか、バイクを起こすときに手をかけるのか、今のところここに手をかけたことはありません。
憧れのブレンボ


前後ともにブレーキはブレンボで効きは不満無しです。ただ、フロントブレーキのレバーの引きが外人の手のひらサイズなのか握りの位置が遠い!調整して一番手前にしてもまだ遠い。WRの1.5倍くらいレバーが遠いという感じです。
リヤブレーキはABSが付いているので安心して踏めます。WRはABSがないのでコントロールしないとなりませんが、ABSが付いていると気を使わなくて楽ですね。GSX-RはABSが介入するとABSランプが点灯しますが感触はあまり伝わらない(これはこれで優秀)、テネレはABSが介入してる感触がしっかり伝わり逆に安心感があります。
リヤブレーキを踏むとき気をつけたいのが、シートが高いので停止するとき左足を出すと右足つま先が浮いてリヤブレーキの踏みがあまくなるので、リヤブレーキの位置を少し上にあげてます。
調整の幅が広いサスペンション


足回りの調整の幅はかなり広いです。リヤはダイヤルを回せばスプリングの強さを調整でき、しかも伸側と圧側の減衰力を調整できます。フロントフォークトップについているネジが伸側減衰力の調整、圧側減衰力調整ネジはフロンフォークの下についてます。オフ車なのでストロークが長く、停止するときはリヤブレーキを少し強めに踏んで安定させるコツが必要です。
最後にテネレを
一言でいうならば
ゾウです!
バイクのカラーは「マッドグリーニッシュグレー」で光の加減によってはゾウの色に見える。アクセルを開けるとゾゾゾゾゾッという排気音で加速するので、草原をテネレで走るとゾウに乗っている感じがします。(ゾウに乗ったことはないけどそんなイメージ)


パリダカールラリーが開催されていたころ、難所のテネレ砂漠から由来されたネーミングで「なにもないところ」テネレを購入して私のへそくりもすっかり無くなったたわけですが、乗るとわかるこの楽しさ♪
道を選ばすともどこでも走れるバイクです。
テネレを乗ってると自由を感じるなあー
バイクはこうでなくっちゃ(*^▽^*)