羽州湯の里線〜与蔵峠越えトトロ行き

田沢川ダムの奥にある羽州湯の里線を走りました。

ここの林道は、バイクブロガー善光寺さんの記事で拝見したことがあり、

機会があれば走ってみたいと思っていました。



林道の名前を調べてみると複雑です。

東北電力鉄塔の維持管理や林業管理の作業道路で、羽州湯の里線と呼ばれており、途中から林道の名前は「与蔵峠」(よぞうとうげ)に変わります。

今の車道は厳密には与蔵峠でなく、本来の与蔵峠は、ふるさと林道から分岐した登山道を歩いて向かう道のことを言うそうです。

この羽州湯の里線〜与蔵峠をひっくるめて与蔵峠越えと呼んでいるようです。






グーグルマップではこのあたりになります。

地図では途中行き止まりになっていて、地図での距離は9kmですが、

実際は道がありまして羽根沢温泉に抜けます。

抜けるまではおよそ19kmくらいの林道になります。









それでは、出発〜♪



田沢川ダムを過ぎると赤い橋があり、


それから間もなくして林道の入り口になります。

ここでトリップメーターをリセットします。



許可なく入ってはいけない場所のようです。

こういった看板があるところは危険な場所があるということです。

誠にすみません、自己責任ではいらせていただきました。



実はこの道に入るのは2回目なのです。

1回目は、雨上がりの翌日に行ったのですが、

路面がぬれており、リヤタイヤがスリップするので引き返しました。

今回は晴れが続いて路面も乾いたと思い、2回目のチャレンジなのです。



林道に入りしばらく舗装道路が続きます。



景色的にはそれほどでもありません。

ふつうの峠の景色ですね。



カーブミラーもありしばらくは走りやすい道が続きます。






入り口から4km入るとダートになります。



真ん中に草が生えて、実に走りにくい!

車のタイヤのところだけ砂利で、タイヤの幅の砂利の上を走るのですが、

砂利の一本橋を走っている感じで疲れます。




しばらくすると路面は大荒れ!しかも坂道。。。

ある程度勢いをつけないと登れません!

それも路面を外れると右側は谷で、かなり危ないです。

バイクを落としても木に引っ掛かり下までは落ちないというものの、

この道はお勧めできません。



道が荒れているのは、この近辺の300mほどです。

危ないと思った個所は、バイクを押して通過しました。




この道の先は、水が流れている坂道でです。

道も大荒れでバイクに乗って通過する自信がないぜー

転んだら右側は谷だぜー

ぜーぜーいいながらバイクを降りて半クラッチでバイクを押しました。

あ”〜〜しんど〜 バイクが軽くっていがったぁ(^_^;)





危ない坂道を通過。。。休憩!この先行くのが不安になります。

部分的には奥山林道よりも過酷な箇所があります!

このたった300mくらいの区間がちょ〜しんどい。

登りなのでまだましで、逆からくる下りはツルってすっころびそうです。





一息ついて走り出しますが、

真ん中は草で、走れば一本橋のような感じでテクニックがいる。

かといって砂利を走れば、そこは雨で流されたクレパスができており、とんでもなく走りにくい。

そんな時はあきらめてタイヤをクレパスに落として両足をついて通過しましたよ。




この看板の場所からは、道が比較的よくなります。

看板の字は全く読めません。



ここからは橋も新しいし、整備されていますが、

それにしても、相変わらず真ん中の草が邪魔で走りにくいです。



鮭川村が見渡せる場所に抜けました!

長かった。




こんな山奥にも人の手が入っているんだなと、案内板を見てホッとしますね。



ここまでは11.4kmです。

アスファルトであればたいした距離でないですが、林道だと長く感じるなあ。




ここからは下りになります。

下りは楽ですが、いたるところにクレーターがあり、すごく走りにくい。

バイク泣かせの道です。



登山道の入り口を見つけてパチリ!




そこから間もなくしてやっと終点に到着です。




与蔵峠の説明がありました。歴史的な林道だったんですね。

でも、もう走りたくないというのが本音。道路は凸凹で最悪っす。

こんな道が楽しいなんて強者しかいませんよ。





そこから下っていきますと、急カーブの林道が続き、

抜けるとようやく田んぼが見えてきました。

田んぼを見るとホッとするなぁ。もうすぐ村になるってことですからね。







田んぼを抜けると民家が見えてきました。




ここまでの距離は19km 長かった。。。




バイクを倒さず越えてほっと一安心です。とっても過酷な与蔵峠でした。


林道を抜けたときの達成感がたまりません。

最近、癖になってきてます。








さあ、あとは帰るだけ。

もちろん走りやすいR47を通りますとも!



ちょこっと走ると、羽根沢温泉というところに出るんですね。

昭和チックな小さな温泉街で驚きました。



駐車場の案内板でいいところがないか、、、と下見っす。

このリフトアップしたマイクロバスなんて初めて見ますよ。

よっぽど雪が深いところなんですね。

ワンコいい味出してます。




帰り道のすぐそこに「トトロの木」の看板を見つけました。

テレビで見たことありますが、まさかここだったとは( ゚Д゚)



善光寺さんや片岡さんのブログでは見たけど、
 
   私は一度もトトロの木を見たことがないのですよ。


これはいかねばなるまい。。。




駐車場にバイクを停めて歩きます。



歩いてすぐ右側にトトロの木が見えてきます。



この杉の木は「曲川の大杉」といいます。

地名が曲川小杉地区なので、「小杉の大杉」と呼ばれているようです。

縁結びの杉とも呼ばれ、夫婦で手をつないで杉の根元で休むと

子宝が授かるという言い伝えもあるそうです。




下から見るとすごい枝っぷりです。




表から見るとあんまりトトロに見えないのですが、裏側から見ると圧巻でした!

「おぉぉぉ トトロだっ」 

 だれしもそうさけぶでしょう。



このでっぷり感  ほっこりするなぁ (^_^)/  


この形になるように、

職人さんが高所作業車を使って手入れしてるんかなぁと(^^;)

実的なことを想像したりするのですが、見るとやっぱすごい!



なんてファンタジーな空間なんだっ

      テレビで見るのと大違い、実物は素晴らしいです!









それから数日後の8/5・・・・・

  自宅から車で50分くらいかけて(意外と近い場所にあった)
         
         くうままと見にきました。


夏のトトロの木は一段と素晴らしかったです。






帰り道に車で走っていると

秋田のとんそくさんがバイクで追い抜いた( ゚Д゚)というサプライズがありました。

トトロの縁結びパワーはしっかりと発揮されたのでありました。



これで、与蔵峠越えトトロ行きの話はおしまいです🎶