Honda FIT e:HEV LUXE 4WD
購入してから半年になりましたのでFITの感想を書きます。
全長3.995m、全幅1.695m、前高1.565m
コンパクトで運転していてストレスのないサイズだと思います。
この車の前に乗っていたくうまま(妻)号はH18年式プリウス20型でした。私もくうままもまもなく60歳が見えてきたのて、アクセルとブレーキの踏み間違え事故を起こさないように昨年の2023年6月にFITに乗り換えました。
FITにした理由は、仕事で各社のコンパクトカーをレンタルした中でFITが一番良かったからです。適度な広さがあり荷物も積める、走りも良い、安全に関しても申し分なしということで決めた次第です。
今回ようやくFIT 4WDを雪道で走らせて感激したので記録しておきます。
雪道のFIT 4WDは
最高の一言♪
車高がFF車両と比較し4WDは15mm上がり、タイヤハウスのスペースが広くかっこ悪いと思いましたが、それが雪道ではbetter!車両の底を擦りにくく雪道では快適なクリアランスでした。スタッドレスタイヤサイズは185/65 15inを履いてまして、タイヤの厚みのあるサイズは雪道ので乗り心地はなかなか良いです。
私の愛車ジムニーH16年式JB23のデフロック式4WDは、雪道でアクセルを踏み込むと雪を掴みながらも、おお~滑る~となるのですが、このFIT 4WDは雪道でアクセルを踏んでも滑る毛気配がないのです。電子制御が優秀なのか、アイスバーンでアクセルを開けても何事もなくスルスルと速度が増して全く滑る気がしません。4WDに切り代わってもモニターに表示されず、それが逆にドライバーに緊張感を与えません。アイスバーンでいつの間にか4WDに切り替わっていて、スイスイと走れてしまうのが何気にすごいと思います。
しかも、高速道路の雪道で安定感はジムニーよりも数段上をいく!
FITは雪道の高速安定性が素晴らしい(^^)/
高速道路のアイスバーンでは平穏な気持ちで運転できるFITの4WD性能には驚くばかりでした!やっぱ、4WDを選んでよかったです。
FIT 4WDの構造はビスカスカップリング式だそうです。粘性の高い流体で満たされたビスカスカップリングを介して駆動力を伝達するもので、普段は前輪駆動で走行し、前輪がスリップすると後輪に駆動力が伝わるシステムなんだそうです。今は電子制御で四輪のトルク配分を行うのは当たり前の時代になってますが、FITの機械式のビスカスカップリング式は大丈夫かなと心配していましたが、アイスバーンを運転して全く問題なしでした。
豪華な内装
FITを乗っていいなと思うのは豪華な室内です。
LUXEグレードではオプション5万円で選べるブラウンのパフォーレーションシートが最高なんです。座り込ごちは適度な硬さで疲れにくい、シートヒーターも装備されていて最高!しかもシート本体の右側にはエアバッグが装備されているという充実っぷり。
ブラウンシートを選択すると内装もブラウンに統一されとってもおしゃれ。なんとも優雅な気持ちにさせてくれるインテリアなのです。運転していて気持ちい―の一言♪
後部シートはコンパクトカーながらも比較的ゆったりくつろげます。
多彩な液晶メター
カラー液晶メーターで、バイクファンならCBRに近いメーターですよ。
右側に燃料計、左側はバッテリーの電力残量を表示します。
中央の影響パネルは走行の情報や設定やらなんで表示できるモニターです。
イグニッションをONにすると、
ホンダのオープニングミュージックが鳴り、
走行可能の表示に切り代わり、
安全警告され、
この後はオプションで設定している急加速抑制機能の表示が現れます。これが表示されっぱなしで、モニター切り替えボタンを押さないと走行情報が得られないのが悩みどころ。ぜひとも改善していただきたいです。
走行情報ボタンを押すとようやく、燃費計、距離計に切り替わります。
このモニターは他にも多彩な情報に切り替えられます。ざっくりと撮りましたので並べてみます。
どんだけ切り替えられるの、というほど出るわ出るわ。。。
多彩なモニターだと思います。
特徴的なステアリング
最初は抵抗のあった一文字ハンドルでしたが、慣れれば三本スポークでなくなくってもいいんじゃない、指が引っかかりにくいので回しやすいです。
ステアリング左にはボリュームコントロールや、設定切り替えスイッチが並びます。
ステアリング右には走行に便利な機能をONにするスイッチが並びます。これが凄いんです。まさにホンダセンシング感じる機能がここに並んでるのです。
下側の真ん中のハンドルに点々のスイッチは「レーンキープアシス」といって、車速0kmから車が車線の中央を走るようにハンドルをぐいぐいとアシストしてくれるすごい機能なんです。ハンドルを力強くグイグイですよ!他社の控えめなハンドルアシストより強力なんです。それからオートクルーズも素晴らしい。前の車の車速に合わせてくれることはもちろん、先行車両が停止すると合わせて自動停止、前の車両が動いたらアクセルを軽く踏めば(RESを押してもOK)追走してくれるという優れもの。
ハンドルの右スイッチを駆使すれば長距離運転がすごく楽になるんです。
それからハンドル下のスイッチはステアリングヒーターで寒い季節には最高の機能です。
空調スイッチ
ダッシュボード中央に空調スイッチがあります。風量調整、吹き出し口切り替え、温度調整の3つのダイヤルで操作し、AUTOスイッチを押せば空調は全自動です。使いやすいのですが、使ってあれ?と思ったのは内外気切り替えスイッチも自動という事に気が付きました。暑いときはエアコンスイッチがONになり内部循環になり、寒い時期になるとエアコンが止まるためか外気取り入れに自動で切り替わるのです。
自動ってすごいじゃないと思う反面、トンネルで内部循環にするとAUTOが解除されてしまう。内外気切り替えスイッチを押してもAUTOが解除されないようにしてもらいたいです。
シフトレバー回り
シフトレバーはオーソドックスなタイプ。悩むことなく操作できるのでいいかと思います。
下のスイッチが何気に素晴らしいんです。
サイドブレーキはPのレバーを引き上げます。解除するときはブレーキを踏み込んだ状態で下に下げます。そしてBRKE HOLDスイッチがまた素晴らしい。ONにすると信号待ちでブレーキから足を離しても車両が停止したままになります。ブレーキを強く踏み込まなくても車両が停止するとすぐさまブレーキホールドになり、他社ようにブレーキを強めに踏まないとホールドにならない、なんてことはありません。
オプション装備
オプションで付けた装備でよかったものは、ホンダ純正ギャザスのナビで20万円くらいでホンダコネクト対応ナビです。以前乗っていたプリウスのナビから比べたら半額でお得と思えました。
このナビを選んだ理由はもう一つ、
「音の匠」というモードがあり、FITの車内空間に適した音質でおーディをが楽しめるのです。もちろん、スペシャルな音を楽しめるスピーカーに交換しました。
この音質が素晴らしいんです。ライブ盤を聞くとすごく違いが判ります。遠い過去、カーオーディオに大金をつき込んだ時代はいったい何だったのか、リーズナブルな金額でいい音を楽しめる時代になりました。
そしてちょっと優雅にさせるオプションは、
サイドステップガーニッシュと呼ばれるもの。
車に乗り込む際にFITの文字が光っていい感じなんです。これがあるのとないのとでは雰囲気が違います。
あとはフットライトも付けましたが、暗くなると足元がフワっと青く暗めに光り、これと言って心躍るものではないので割愛。
テールゲートストラップは値段も2000円くらいでしたので付けましたが、これが非常に便利でした。手を上まで上げなくとも紐を引っ張ればいいし、慣れればテールゲートを触らずとも紐を引っ張るだけでゲートを閉められるのは便利でした。
そして驚いたのは(驚いてばかりですが)納車の時にディーラーで施工したカーコーティング!半年たっても濡れたつやがキープできてます。もちろん手入れはしていますが、ここまで濡れたようなツヤを保持てきているのに驚きです。
しかも、軽い擦り傷がついていると思ったら、いつの間にか消えている!最近のコーティングってここまで進化しているんですかね~驚きでした。いやFITの塗装が良くなったのかなあ。
ホンダハイブリッド e:HEV
やっぱり驚くのはエンジンの仕組み!
このFITは普段街中では、エンジンで発電してバッテリーに蓄電し、電気モーターで走行するんです。市街地をてモーターだけで走っているなんて信じられません。しかも、高速走行になると効率の良いエンジンで走る。その切り替えが全く体感で分からないくらいスムーズです。コンパクトカーは3気筒が多い中、FITは4気筒で振動が少ないのがいいです。
ちょっと驚くのは、インバーター制御のモーターで走るのでATやCVTのトランスミッションはないそうです。そう聞くと驚きでしょう!
気になる燃費の方は、WLTCモードでは23.5km/Lという数値です。4WD車なのでFF車の28km/Lに比べるとそれほど燃費は延びません。実際の燃費で一番良かったのは夏場の22km/L台でした。逆に悪かったのは冬場の市街地走行で13-14km/L程度、寒い時期はエンジンで発電た電力を暖房に消費されるようでスタッドレスタイヤを履いていることもあり冬時期は長距離走行でも燃費は18km/L程度までしか伸びません。
以前乗っていたプリウス20型は、季節に関係なくコンスタントに市街地で18km/L、長距離では27km/Lは走ったので燃費は優秀でした。それに比べたらFIT 4WDの燃費はプリウスにかないませんが、FITの心地よさっていうんですか、いい乗り味があるのです。
そしてエンジンルームを見渡すと・・・ウォッシャー液の補給口はありますがタンク本体は隠れた場所に設置されてました。奥のタンクは冷却水です。
ウォッシャー液タンクが透けて内部のレベルがわかるというのが普通だと思うのですが、FITのウォッシャー液タンクレベルの確認はレベルゲージでした。オイルレベルを確認するかのように、ウォッシャー液のレベルもゲージ確認とは驚きです。
いろいろと気が付いた点を書きましたが、その他にもたくさんいい点があるんですよ。
私のホンダ経歴は、ホンダライフ360ccを2台乗り継ぎ、ホンダビート、その後はしばらくホンダ車はご無沙汰だったのですが今回はホンダに戻りました。ホンダに始まりホンダに帰るです。
ホンダフィットは乗っていてすごく心地いい車です。
そして、毎日の生活が楽しくなる車です。
車のある生活っていいですね。
FIT最高だと思います。