復活のWR

WR、復活しました!


12月1日頃でしたか、、、

会社出勤でWRのエンジンが掛からず、
セルは元気に回るがまったくエンジンが目覚める気配がない・・・
今までエンジンか掛からないということは一度もなかったのですが、
なんの前触れもなく突然の不調でした。


キルスイッチはONになっているし、
ガソリンは満タンだし、コックは付いてないし、
エンジンがプスンともならずでした。

お世話になっている南葉商会さんに入院となりました。
原因は圧縮が5kgしかなく、爆発しない状態だったそうです。
バルブの状態はそれほどカーボンはついておらず良、
ピストンシリンダーの方は傷はなく良、電装系は問題なし。
圧縮を回復させるべく、
バルブのすり合わせとピストンリングの交換となりました。

ワコーズトリプルアールを2000-3000kmで交換し、
フィルターはオイル交換2回に1回は交換しているのになんてこったい(゚Д゚)ノ



WR250Xはまもなく5年、
走行距離26,000km程度でエンジンをオーバーホールせねばならんのか、
こいつはレーサーか、、、
もしかしてどっかに「F」なんて書いてあるんじゃあ・・・


あ、鳥海山いいねい♪





でも、どうして圧縮が低下するの?

オイル交換もしっかりしてるのに何故?



バイクの圧縮圧力が弱い原因!
というサイトを参考にしながら自分なりに検証してみました。

http://www.engineoilya.com/bike/mente/compression.html


1.圧縮が弱ると出る症状
・アイドリングしなくなる。
・アイドリングが不安定
・白煙をだす。
・高回転時のエンジン不調、出力不足

(^^)こういった症状は全く無し、突然にパタリでした。




2.スパークプラグの緩み
スパークプラグが緩んでいる場合や、スパークプラグのガスケットが潰れてしまったものを使用すると、圧縮が抜ける。

(^^)年に1回交換しているし、
いままで乗ったバイクで一度も緩んだことはないので、該当せず。




3.シリンダーヘッドの締め付け不良
シリンダーヘッドのボルトが緩んだ場合、圧縮が漏れますが、見た目の状態として、シリンダーヘッドとシリンダーブロックとの継ぎ目、つまりヘッドガスケットの部分からオイルの滲み(にじみ)等の漏れが発生します。多くの場合、エンジンの熱によるシリンダーヘッドのゆがみが発生し、その為隙間が出来てオイル漏れや冷却水の漏れにつながっています。

(^^)オイル漏れも、冷却水の漏れもなかったしなぁ。該当せず。




4.バルブクリアランスが基準値より小さい
インテーク:0.13〜0.19mm
エキゾースト:0.18〜0.24mm
この基準値を下回るとエンジンが暖まると金属が膨張し常にバルブが押し下げられた状態となるために圧縮が落ちる事になる。

(^^)ここは、バイク屋さんの領域でしょう。





5.シリンダー、ピストンの摩耗

(^^)シリンダー、ピストンは大丈夫、





6.ピストンリングの不良

(^^)消耗品です。それほど減っていなかったそうですが交換になりました。





7.ピストンリングとリングの溝の隙間が大きい

(^^)6と同様です、高いパーツではないし交換です。





8.シリンダーガスケットの破損

(^^)該当せず。組むときはもちろんガスケット類は新品ですよ。





9.シリンダーヘッドのゆがみ

基本的にエンジン設計は85℃で設計されています。油温がそれ以上になると、思わぬ形に金属は変形を始めます。それがシリンダーヘッドのゆがみになり、圧縮が抜けます。高負荷での運転をしたりすると冷却が追いつかないので「ゆがみ」が発生します。

(^^)高負荷運転、、、大いに心当たりがある!
エンジン回転のリミッターはついているし、エンジンが壊れないようにできていると思った。
水冷バイクではあるが、油温度が上がるとシリンダーヘッドってゆがんでくるものなのか・・・
バルブのすりあわせが弱くなってくるのであろうか・・・





10.バルブスプリングの折損、へたり

(^^)該当せず。





11.バルブとシート面との当たり面不良
バルブの曲がり、ゆがみ、摩耗、カーボンのかみこみが考えられる。カーボンのかみこみは質の悪いオイルを使い続けると起きやすいので注意しましょう。
バルブとシートの当たり面に段付きなどが発生する場合がある。粗悪なガソリンを使うとインテークバルブの当たり面に段付きなどが発生します。安いガソリンは使用を控えた方が賢明です。粗悪なエンジンオイルを使うとエキゾーストバルブの当たり面に小さな穴がたくさんできます。そのようなオイルは控える方がいいでしょう。

(^^)原因あり!
バルブは比較的状態は良かったそうだが、カーボンが飛んだかもしれない。
ガソリンはR7のESSOのハイオクを入れているが質があるのか?
ENEOSハイオクの洗浄剤たっぷり入ったものがいいのかもしれないなぁ。





以上11のチェック項目でした。




結局のところ、一番の原因は自分です。マフラーを交換してから想像以上に抜けがよく、
アクセルを開けた後に全閉すると
アフターファイヤーが生じる状況にありました。
混合気が薄い状態になりやすかったのかもしれません。

エンジンが掛からなくなる前に乗ったとき、
アクセル全開の高負荷状態で10分ほど走行してしまい、
それが26000km走行のエンジンを痛めつけてしまった直接の原因だと思います。



WRのエンジンは高回転が気持ちよく癖になってしまうのですが、

何事も腹8分目です!無理をしてはいけません。




以前乗っていた刀がそうであったように、
一度調子が悪くなったエンジンは
オーバーホールしてももとに戻らないんだよな・・・
そんなトラウマがありました。

R1のエンジンを1個切り取ったような、WRの単気筒ハイパワー250ccエンジン。
単気筒だからこそメンテしやすいというのもあるのか。。。

修理が終わり、なんということでしょう、、、
南葉さんのゴッドハンドでしっかりと元の調子に戻っているではありませんか!

こんなに完璧に治ると、
部品がなくなるまでずっと乗れるものなのかなと思ってしまいます。




この写真は、大晦日の日に撮ったものです。
今年は雪がほとんど降らず、珍しく走れました。
2016年の夕日の見納めでした。

エンジンの調子が戻ったWRを乗れてなんて幸せなんだろう・・・って
そう実感しましたよ!

26,000kmでのエンジン不調、バイクのせいにするよりも、
自分の乗り方を反省しないとなりません(~_~;)

バイクの調子が戻ると気分もよくなるし、
バイクがあっての自分だなと思うのでありました(^_^)/