Prius forever

2023年6月24日プリウスを手放すことにしました。

プリウスは走行距離17.5万キロでいたって絶好調なのですが、踏み間違えとかの悲惨な事故を起こす前に、安全機能が装備された車への乗り換えです。

 

プリウスは平成18年11月登録で16年7ヵ月乗りました。不調になったのブレーキを直しただけでその他は全く不調なし。あとは消耗品の起動用バッテリーを2回取り替えただけでしょうか。メインバッテリーはいまだ元気で手放すのはもったいないくらいです。

しかし、プリウスミサイルという言葉を作り出したほど踏み間違い事故の多い車。。。誰しも踏み間違えってありますから、いずれそんな年になる前に乗り換えようと思います。

 

 

2代目 NHW20(2003年 - 2011年)

 

我が家のプリウスは2台目のモデルで、まるみがあって見飽きないデザインだと思います。

 

ボンネットからフロントガラスはほぼ一直線で、空気抵抗は抜群によかったです。

 

ボンネットを開けると

 

凄くシンプルなエンジン内部です。

最近の車は配管や配線がむき出しでごちゃごちゃしてますけど、この20プリウスはきれいにまとまっていて美しいと思います。左にはエンジンがあり、右側はインバーターとかの電子制御類です。

エンジンとモーターのセレブレーションとでも言いましょうか、バッテリーに電気が溜まるとモーターが働きエンジンが止まる、バッテリー残量が無くなるとエンジンが発電する、アクセルを開けるとエンジンが駆動する、エンジンとモーターの駆動を制御してタイヤを回すという技術が素晴らしい。それをトヨタの技術だけにせず他のメーカーさんどうぞ使って下さいというトヨタの太っ腹の精神が凄い!

だから世界ナンバーワンになったのだろうと思います。

トヨタのハイブリッドの機構はこの20系プリウスから始まったといっても過言でありません、この車は名機だと思います。

 

中をご紹介します。

 

ちょっとリッチなGグレードのレザーセレクションです。

 

表面は小さな穴が開いてます。

手放す前になって気が付きました(^-^;

 

運転席に座るとこんな感じです。

 

メーターはシンプルなデジタルです。

ギヤポジション、速度計、燃料、距離計だけ(^-^;

シンプルすぎですが不便と思ったことはなかったです。

 

実はこのメーターは、手前の四角い所から光を発しておくのスクリーンに映し出すという仕組みなのです。それを知らずにダッシュボードに物を置くとメーターが写らなくなり故障したかと思いましたよ。なぜこんな手の込んだ写り込み式のメーターにしたのだろう?ともあれ視界性は良好でした。

 

モニターは35万円もするGブックというものでした。

当時は画期的な有料サービスを受けられるナビでした。

今はトヨタコネクトっていいますね。

 

そしてエンジンとモーターの動きを見れるエネルギーモニター

 

未来的な空調画面!

Gグレードではモニター操作をしなくともステアリングボタンでほとんどは操作できます。

 

その他、オーディオ調整、テレビ、すべてこの画面で操作します。

何事もモニター操作にこだわる造りでした。

 

 

CD投入は手前にあり、そして今は無くなってしまったMDも。MDは一度も使っていません。ハードディスク内蔵でCDを入れると自動的に録音されるのは便利でした。

 

シフトレバーはダッシュボードにセットされてまして自分的には操作性は良いと思います。慣れない方は前進と後退を間違えたとか、事故の多い車だったらしいです。

 

ダッシュボードにデジタル時計って最近の車は無くなりましたね。

 

ステアリングのボタンは使い勝手が良かったです。

 

 

ペダルは、ブレーキとアクセルの間隔はとられてますが操作はしやすいです。これでどうやって踏み間違えるのか。。。踏み間違えるようになったら踏み間違い機能を装備している車に乗り換えるべきでしょう。

一番左側にあるのはサイドブレーキで足踏み式です。サイドブレーキってめったにかけるときは無いので足踏み式でも問題なかったです。アクアは今でもこの形式ですね。


ダッシュボード右の装置は、障害物感知装置です。バンパーについているセンサーが障害物を感知すると音で知らせるというものです。オプションで5万円くらいだったと思います。

 

左のアンテナはリモコンエンジンスターターのアンテナです。

 

このリモコンで離れた場所からエンジンをかけるのです。距離的には200mくらいだったと思います。雪の朝に重宝する機能ですが、我が家は車庫保管なのでほとんど活躍の場はありませんでした。しばらく使わなくて動かそうとしたら動かず、メーカー保証で交換という事もあり、その後も電池切れでほったらかしでした。200mという中地半端な指導距離は、あまり使い道がありませんでした。

最近の車はネットがつながっていればスマホからエンジンがかけられる時代ですよね。

 

収納場所は、左上はティッシュとか、左下は書類入れ、中央はちょっとした小物を収納でき便利でした。

 

肘置きは最高でした!高さ長さとも申し分なしです。

 

カップホルダーの位置は最高でした。

 

オートクルーズもついてるんです。

右横のボタンを押してONで、レバーを下に下げるとオートクルーズがセットになり、スピードを上げるときはレバーを上に、スピードを下げるときはレバーを下にという使い方です。こんなオートクルーズレバーって古いでしょうか。今でもスバル製の86もこのレバーを採用しているようです。ボタンを押さなくともレバーの上下で調整が簡単っていうメリットはあります。

 

ハンドル左にあるボタンは、自動車車庫入れ機能なのです。バックで車庫入れしているときハンドル操作を自動で行ってくれるというもの。でも車庫入れ前の設定が面倒で、自分でバックしたほうが早かったので1回使っただけでした。

EVボタンは1-2kmはエンジンを掛けずにモーターで走れます。早朝とか音をたてずささっと去る、、、しかしプリウスは基本エンジンがかかっても比較的静かなのでEVボタンを押すなんてことはありませんでした。

 

バックミラーは特殊なオプションを選択しました。

電源は電池式でスイッチをONにすると後方の眩しい車両のライトの明かりが軽減される仕組みです。しかし、OFFにしないと電池がいつの間にかなくなっており、電池交換間に数千円かかるという、しかも特殊なバッテリーで売ってないという企画倒れのバックミラーでした。

 

昨年取り付けた急発進防止システムです。10km以下ではアクセルを踏んでも急加速しないという装置で、車庫入れで間違ってアクセルとブレーキを踏み間違えた時に作動します。

トヨタで古い機種のセーフティー装置は販売しないので、オートバックスで取り扱っている装置を取り付けました。自分車庫入れで踏み間違えましたので(>_<)

 

ドアの操作ボタンは今も昔も変わっていませんね。



 

ラゲージルームの使い勝手は広くてよかったです。

 

日常使いとしては買い物かご3個というところでしょう。

 

ゴルフバックが入らない苦情が寄せられたのか?ゴルフバッグの置き方のステッカーが貼ってあります。

 

GグレードのテールランプはLEDで手の込んだ造りでした。すごいきれいで芸術的だと思います。

 

ハイブリッドのエンブレムもよかったです。

 

ボンネット裏の表示

 

 

 

非の打ち所がないほどいい車でした。

8018の晴れ晴れ一杯号よ 長い間お疲れさま。

 

 

ですが、これで終わりってことではありません。

次のオーナーは、くうまま兄へ引き継がれます。

プリウスはまだまだ走ります。