平成18年4月登録のスズキジムニーは今15歳です!
中古の5万キロで購入してもう3年乗ったかな。
現在の走行距離は67900kmです。
先日オイル交換に行ったら、フロントタイヤパッキン付近からオイルが漏れているということで、早々に修理見積を渡されまして6万円越え( ゚Д゚)
パーツリストです!
どのパーツを交換するのかさっぱりわからん。
キングピンって何よ?ベアリング4個ってどこよ?
67900kmでベアリングって駄目になるの。
ABSセンサーもいかれ気味だってかー。
なんでこんなに工賃が高いんだ。
最初見た時は、何処のパーツか全くわからず。
整備の方がオイル漏れを見つけてくれ修理見積書を渡され、パーツ代や工賃はどこも似たような金額と思い、修理をお願いしました。
昨日修理に出して、本日の数時間前に修理が終わって車を引き取ってきたところです。
はっきり言って、ちょこっと乗っただけでは何も変わりません。
修理代6万円の価値はあったのか.....何処のパーツを交換したのか調べまくりました。
これがですね、調べていると結構ジムニーの構造が楽しめました。
今までジムニーの足回り構造は全く興味がなかったのですが、これを知るのと知らないのではえらい違いです。構造を理解するとジムニー愛が深まります。いや、逆にその構造が嫌になる方もいるかもしれません。
簡単に説明しましょう。
ジムニーのサスペンションは、リジットアクスル式サスペンションと言って、コイルリジットなのです。板バネ式の物はリーフリジットといいます。
なぜこのような方式をとっているかというと、地面が凸凹していると独立懸架式サスは車軸の下のクリアランスが少なくぶつかるから。リジットアクスル式であればそれを防げるということです。
お~すげ~単純な構造ってこんなにいいことがあるんかー、シンプルイズベストだなーとジムニーに引き付けられる方も多し。
こんな走りを見たら絶対乗りたくなりますね。
しかし、リジッドアクスルには欠点もあり、片側のタイヤが乗り上げればもう片方のタイヤが不安定になります。怖いのは高速コナーで段差に乗り上げると走行ラインが乱れて焦ることがあります。
この構造を知ってるのと知らないのとでは走らせ方が違ってきます。
ところで、リヤのサスペンションはリヤタイヤを回転させるだけなので、タイヤやで舵を切ることはないですよね。
そのリヤサスペンションが同じくフロントにもついているのです。車軸にタイヤをくっつけた構造で、どうやってステアリングを左右に切るのか?
ネットにわかりやすいフロントシャフトの構造図が載っていました。ドライブシャフトの右側がタイヤですが、ドライブシャフトはキングピンを中心に折れ曲がり舵を切れる構造になっているのです。キングピンベアリングがヘタってしまうとタイヤにがたつきが出るそうです。
今回自分の場合は水色の箇所のシールからのオイル漏れでした。このシールを交換しないとデフオイルが無くなるそうです。
まあ、図解を見てもピンときませんね。
ユーチューブですごく丁寧な交換方法を見つけました。
自分で直せるって人って凄いです!
かなり大掛かりな修理ですね。
自分のジムニーは、ディーラーに修理をお願いして2日かかりましたよ。
ユーチューブを見れば6万円の修理代金に納得です。
今までオフロードのデリカを乗ってて、フロントはダブルウイッシュボーンでリヤは板バネ式、まったくもってキングピンベアリングの存在を知りませんでした。
日本車で現在販売されているキングピンがある車両はジムニーだけだそうです。
造りは古典的、それがいいのか悪いのか、細かい調整が出来ないとか、壊れると修理代が高いとか、その理由がちょっと理解できました。
オンロードには無用の造りですが、アウトドアに行くにはやっぱこいつは必要だなあ。
ジムニストなかなかやめられません(^^)/